身軽でスマート、ウイルス対策から家計スリム化まで。スマホ決済で「現金を持たない」生活を考えてみませんか?


5G時代を迎え、いまや携帯電話というよりも、生活に欠かせない万能デバイスとなった感のあるスマートフォン。現金に触れなくて済むキャッシュレス決済が、コロナ禍の決済手段としてより重要度を増していることもあり、スマートフォンでのキャッシュレス決済(以下、スマホ決済)も急速に普及しています。
とはいえ、仕組みがよくわからないし、スムーズに支払いができるかどうか不安、お金の流れが見えないのもちょっと……とそんな心配から、ICカードやクレジットカードでのキャッシュレスまでは導入しても、スマホ決済には踏み込めない人が意外と多いのでは!?
スマホ決済には多くのメリットがあります。上手に活用して、「現金を持たない」身軽でスマートな生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。

スマホ決済の基本は「タッチ決済」と「コード決済」


スマホ決済には、主として「タッチ決済(=電子マネー)」と「コード決済」の2種類の決済法があります。詳しくは『あんしんまがじんONLINE』の記事「いまさら聞けないキャッシュレスの基礎知識」で説明していますので、そちらでご覧いただくとして、ここでもおさらいしつつまとめてみましょう。
タッチ決済
タッチ決済は、通常各タッチ決済対応のICカードとそれをスキャンする端末で決済を行いますが、あらかじめスマホに登録しておけばスマホでのタッチ決済が可能になります。1台のスマホで複数のタッチ決済サービスを利用できるのでとても便利です
複数の決済サービスを登録するのであれば、Androidスマホで利用できる「Google Pay」、iPhoneで利用できる「Apple Pay」は、さまざまな決済サービスをまとめて管理できるので、プラットフォームとしてぜひ活用したいところです。
この両者は、現時点で対応している決済サービスの違いがあり、電子マネーのSuica、QUICPay、iDはどちらも使えますが、PASMOはApple Payのみ(Google Payに対応していないだけで、Androidのスマホで使えないわけではありません)。楽天Edyとnanaco、WAONはGoogle Payのみ対応です。
また、その他のタッチ決済手段としてクレジットカードのタッチ決済も管理可能で、Apple PayはMastercardコンタクトレス、JCB Contactless 、American Express Contactless、Google PayはVisaのタッチ決済のみに対応しています。
コード決済
次にコード決済です。「d払い」「PayPay」「楽天ペイ」「LINE Pay」などというサービスをテレビのCMでよく目にしたり、導入店舗も多く見かけるようになりましたが、これらのサービスがコード決済と呼ばれている方法です。スマホにこれらの決済アプリをインストールすればスマホでのコード決済が始められます。
支払い方法には、アプリ画面に表示させたバーコードを提示して店員さんにスキャンしてもらう「ストアスキャン方式」と、自分でスマホのカメラでレジのQRコードをスキャンして金額を入力、支払いボタンをタップする「ユーザースキャン方式」があります。
また、「請求書払い」という機能が付いた決済アプリなら、電気料金やガス料金などの公共料金も、わざわざコンビニに請求書をもっていかなくても、払込票のバーコードをスキャンするだけで、家に居ながら24時間いつでも支払いができるうえにポイントもつくので、とっても便利でお得です
スマホ決済を使ったことがないと、面倒な気がするし、セキュリティ面も不安な気がするかもしれませんが、慣れてしまえば、銀行に行く暇がなくて手持ちの現金を気にする不安もなくなりますし、セキュリティ面に関しても、決済ごとに本人確認を行うように設定しておくなど対策をとれば、過度に心配することはないと思います

ポイントカードのスマホ登録で、ポイント取りそびれ問題もお財布パンパン問題も解決!?


キャッシュレス決済を利用すると、「dポイント」「Tポイント」「PONTAポイント」「楽天ポイント」などのいわゆる共通ポイントやクレジットカードの独自ポイントが貯まります。そのうえ、還元率アップのキャンペーンが数多く実施されていたり、特定日に還元率がアップするなど、決済サービス独自のポイントアップの機会も数多く設けられています。
そこで、スマホ決済にしたらポイントカードのアプリ化もおススメです。ポイントカードをスマホでアプリ管理しておけば、財布のかさばりから解放されるだけでなく、財布からカードを探す手間も、カードを持ち忘れてポイントを取りそびれることもなくなります。またポイントの交換や残高確認も一瞬ででき、期間限定ポイントの期限切れなども防止できます。
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例えば、dポイントカードを提示して、d払いで支払い方法をdカード(クレジットカード)にして買い物をするとポイントが3重取りできるなど、キャッシュレス決済サービスごとにお得なポイント獲得法はあるので、確認してみましょう。

スマホで「家計簿アプリ」を利用すれば、収支の一元管理も可能。
お金の流れを見える化して家計もスリムに


スマホ決済を利用するなら、さらに「家計簿アプリ」を使ってスマホで家計も管理してはいかがでしょう? 家計簿アプリは、複数の金融機関の情報を取り込める「アカウントアグリゲーション」のサービスがあるアプリを選ぶことがマスト。対応アプリの中から、自分のメインバンク、クレジットカード、電子マネー、よく使うECサイトなどと連携しているかチェックしてください。投資をしている人は証券口座を紐づけることも可能です。大半の金融機関に対応しているアプリの代表的なものとして、「Zaim」や「マネーフォワード ME」などがおススメです。
家計簿をつけることは三日坊主になりがちランキング上位にくるであろう習慣のひとつですが、上記のような家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードから、アマゾン、楽天などの電子商取引(EC)サイトのアカウント、電子マネーを紐づければ、家賃や水道・光熱費の口座引き落としをはじめ、クレジットカードやネットでの買い物の記帳までも自動化して、一元管理できます
現金で買い物をした場合でも、レシートをスマホで撮影するだけで、金額を読み取ってくれるので便利ですが、スマホ決済を導入して普段の買い物もできるだけキャッシュレス化を進めれば、家計簿をつける作業もより簡略化されます(ただし、まだスマホ決済サービスと家計簿アプリの直接連携がとれていないケースがあります)。
家計簿アプリでは、使ったお金は自動で費目ごとに集計されるので、どの費目に偏りがあるか一目瞭然。収入と資質の流れを「見える化」することで、無駄使いを減らしスリム化したり、より計画的に家計を回していくことも可能になってくるはずです。
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家計簿アプリを導入した場合、まずは、アプリでの集計結果より、自分でそれほど使っているイメージはないのに、思っていたより使っていた項目から見直しをしてみましょう。それに加えて、毎月引き落とされている固定費についても、やめられないか?減らせないか?等、再検討してみましょう。

スマホ決済を利用するならココは注意したい


使いだせば身軽で、スマート、お得なことばかりのスマホ決済ですが、いくつかの注意点があります。以下に注意して快適なキャッシュレス生活をぜひ実践してみてください。

  1. バッテリー切れにはご用心
    タッチ決済もコード決済も、スマホのバッテリーが切れたら使用できません。出かける際は、バッテリー充電の確認をしておきましょう。
    ※ただしiPhoneは充電が切れても最大5時間まで予備電力機能付きエクスプレスカードが使える機種があります。

  2. 使えるお店をチェックしておきましょう
    大手のスーパーやコンビニはじめ、キャッシュレス対応店はどんどん増えているとはいえ、決済サービスは各店舗で異なります。店舗の入口やレジ前にあるステッカーや各決済アプリで検索して使用できるかどうかチェックしておきましょう。

  3. 機種変更した際には要確認
    機種変更をしたとしても、細かい設定法はサービスによって異なりますが、変更後もアカウントは引き継げます。ただし電話番号が変わる場合は手続き方法も変わる場合があります。機種変更前は必ず詳細や手続きの仕方を携帯ショップで確認しておきましょう。

  4. スマホを紛失してしまったら
    今やスマホは身体の一部分といった人も多くなり、片時も手から離すこともないかもしれませんが、万が一スマホを紛失してしまったら……。まずは悪用防止のため各携帯会社に連絡したうえで、スマホ機能をロック。各決済サービスに連絡すればアカウントの停止もできます。くれぐれもスマホの管理には用心してください。

  5. 手を広げすぎない
    便利になるからといって、多くの決済サービスや紐づけるクレジットカードを何種類も使いすぎると、ポイントが把握できず失効させてしまったり、カードの年会費がかさんでしまったり、せっかくのお得さが生かせないばかりか、お金を使っている感覚が薄くなりがちなこともあり、家計を苦しくしかねません。ヘビーユーザーになればなるほど還元率が高くなるコード決済サービスが増えていますし、基本的にはメインとしてそれぞれ1種類を選び、それが使えない場合のためにサブとしてもう1種類程度までに絞るのが無難な利用法だと思います。また、家計簿アプリで入出金をきちんと管理することをおススメします。

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