ステイホームでかさむ電気代を抑えたい!
暖房家電やグッズの賢い利用術

新型コロナウィルスによる在宅勤務や外出自粛の影響で増加気味の電気代。そんななか、暖房家電がフル稼働する季節がやってきました。
電気代の問題だけではなく、資源に乏しく災害も多い日本に住む私たちには、電力や省エネの問題はとりわけ重要で身近な問題でもあります。常日頃からの節電は、家計に優しいというだけではなく、省エネや環境保護にも大きく貢献します。
そこで今回は、節電・省エネ効果が期待できる暖房家電の賢い利用術や、節電対策をご紹介します。

エアコンの設定温度は20度がおすすめ


家庭で消費される電力は、その約60%がエアコン、照明、冷蔵庫、テレビで占められるといわれています。特に冬季、一日中つけっぱなし状態も珍しくないエアコンは、節電最大のポイントです。ではエアコンをどう活用すれば効果的な節電に結びつくのでしょうか。
まず、もしもご自宅のエアコンが10年以上前の機種で、なかなか冷えない/暖まらない、うるさいなどの不満を感じているようであれば、節電性能も上がっている新しい機種への買い替えを検討してもよいかもしれません。一般的にエアコンの寿命は10年前後(近年は長くなってきているようです)といわれているそうです。以降は徐々に能力が低下、効果を得るために設定温度を上げたり風量を強くしたりして、つい電力のむだ使いに走りがちになるということです。(出典:「Joshin web 冬の節電60のアイディア」)
次に、その使用法です。資源エネルギー庁によると、暖房の設定温度を21度から20度に設定を下げると、年間約53kwh(電気代にして約1430円)の節電になるそうです。また、フィルターの清掃も節電には欠かせません。月に1~2回の清掃で年間約32kwh(電気代にして約860円)の節電が期待できるそうです。さらに、暖房の場合は、羽根を下に向けた状態で使用し、部屋の空気を撹拌させると足元が暖まるためさらに節電効果がアップ。人間は湿度が上がると体感温度もアップするので、加湿機能との併用もオススメです。(出典:資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」)


こたつから白物家電までしっかり節電!


家族が一か所に集まれて団らんにもつながると近年見直されているこたつも、使い方次第で意外に節電できる暖房器具です。こたつは上掛けや敷布団との併用で年間32.48 kWh(約880円)、設定温度を「強」から「中」に下げると年間48.95 kWh(約1320円)の節電になります。また、電気カーペットは設定温度を強→中にするだけで年間185.97 kWh(約4090円)の節電に。そのうえ、3畳用と2畳用の差は年間89.91kWh(約1980円)になるため、広さにあったものや、分割暖房できる機種であれば暖房面積を調整することが節電には重要です。(出典:資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」)
また、電力消費ピーク時の電力消費量削減は発電量削減につながり、環境保護に貢献します。その観点では、電力消費ピーク時の節電も重要です。日中にピークがくる夏と異なり、冬の場合は、朝と夕2回のピークがくるため、そのことを念頭に置いて、使用する時間帯をずらす、もしくは朝夕は特に気を付けて節電するなどが大切です。洗濯機や炊飯器、食器乾燥機などの使用はできるだけ時間をずらす、テレビがかかせないということであれば、画面の輝度やボリュームを下げる、メインスイッチをその都度切るということなどに気を付けたいところです。


室内環境の整備も節電に大きく関係します


最新式のエアコンや暖房機器を導入し、どれほど使い方に気を使ったとしても、部屋の環境が整っていなければ暖房効果は半減、節電の達成は見込めません。資源エネルギー庁では、より節電効果が望める部屋環境を以下のように紹介しています。

  1. ドアや窓の開け閉めは最低限に。暖房した部屋のドアは開け放たないようにしましょう。カーテンを、厚手で床まで届くものにしましょう。室内外熱の移動は、約半分が窓を経ているのです。

  2. カーディガンを羽織る、ひざかけを使用する、靴下をはく、など体感温度を上げる工夫をしましょう。カーディガンは2.2度、ひざかけは2.5度、靴下は0.6度体感温度がアップします

  3. 外出時や寝る15分前にはスイッチをオフにしましょう(床暖房など暖かさが持続する機器は30分程度)。


(出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」、資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」を参考に編集部でまとめました)

※適切な室内換気に心掛けてください。

節約室内着


節電グッズを賢く活用!


この季節、総合スーパーやホームセンターなどの店頭には、冬の節電対応の防寒商品がずらりと並んでいます。数多いグッズの中で先ず注目したいのが窓周り。資源エネルギー庁の「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」によると、冬季の室内外の熱移動は窓(開口部)からが最も多く、58%にもなるそうです。
カーテンを、断熱効果の高いアルミニウムを織り交ぜている生地を使用しているなどの断熱カーテンに変えるだけでも、断熱効果アップが期待できます。また、窓に貼り付ける断熱シートとの併用で効果はさらに高まります。窓周りの意外な知恵としては発泡スチロールの利用がオススメです。窓際に立てかけたり置くだけ、と実に簡単な使用法なのですが、これだけで冷気の流れを結構シャットアウトしてくれます。はさみで簡単にカットできますから、使い勝手にも優れています。商品化もされていますので、ぜひチェックしてみてください。
コタツやホットカーペットの下には断熱マットが欠かせません。またフローリングの床には、カーペットなどソフトな感触のラグなどを敷いて、足元の暖を確保しましょう。パズルマットやコルクマットを敷くだけでも、断熱効果は発揮されますし、ひざかけや部屋履きシューズの利用も効果的です。
窓と足元のケアを合わせると、室内外の熱移動の約65%(出典:資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」)への対策となるだけに、欠かせないポイントといえるでしょう。
さらに、室内でも防寒インナー、レッグウォーマー、腹巻きなどを着用するのも効果的です。アイテムとしては、マイクロファイバー素材でできた「着る毛布」や、家の中でも快適に動け、部屋着としても活用できる「ライトダウン」などが近年注目され、室内向け防寒着も多種多様になってきています。

本格的な冬を前に、各総合スーパー、ホームセンターやネットショップでは、暖房器具から衣類、生活雑貨まで、冬の生活を楽しむためのアイテム満載を満載したウィンターキャンペーンが展開されています。ちょっとしたアイデアで暖かく過ごせ、しかも節電に結びつく商品を見つけて、この冬を快適&賢く過ごしたいものですね。

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