あなたは知っていますか? 意外と知られていない高速道路の休日割引制度


大型連休にレジャーに出かける方も多いと思いますが、あなたの愛車にETCが搭載されているなら土曜・日曜や休日を利用してカードライブでちょっと遠出を考えてみたらいかがでしょうか?


ETCで高速料金割引がうけられる


というのも、意外と知られていませんが、ETCカードセットアップ済みのETC車載器を利用されている普通乗用車(軽自動車、自動二輪車でも可)なら、深夜や平日朝夕、休日など曜日や時間帯で様々な特典があります。特に休日(土・日・祝)に対象の高速道路を利用すると料金はなんと30%も割引になるのです。5000円の高速料金だったら1500円の割引ですから、サービスエリアの食事代が軽食だったら2食分は浮いてしまう勘定です。


この休日割引(GWや年末年始も利用可)は、高速道路の入口・出口それぞれのETCレーンを利用するだけでOKと、いたって簡単で、平日朝夕割引に必要となるETCマイレージサービスのような事前登録も必要ありません。たとえば休前日の金曜深夜に高速に乗って、そのまま土曜日の深夜、または早朝などに高速を降りた場合や、日曜日の深夜に乗って、そのまま月曜日の深夜、早朝などに高速を降りる場合など、乗る際と降りる際のいずれかが休日にかかっていれば割引適用になります。回数や距離の制限もありません*。


* 深夜割引と休日割引の両方の適用条件を満たす走行の場合、割引額の大きい割引が適用されます(重複して適用されません)。


 ただし、すべての高速道路が割引となるというわけではありません。NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管轄する地方部の高速道路と、宮城県道路公社の仙台松島道路に限られます。また、これらの管轄内でも例えば東名高速の東京~厚木間、中央道の高井戸~八王子間といった東京近郊、名神高速の大津~西宮間などの大阪近郊の区間は割引対象外です。どの高速道路が対象でどの区間や路線が対象外になるのか、NEXCO各社のそれぞれの公式WEBサイトなどでご確認ください。


ETCゲート


あと気を付けなければならないのは、あくまでも車載器にETCカードが挿入された状態での走行が条件なので、普通レーンでETCカードを係員に提示しても割引は受けられません。


ただし工事や点検でETCレーンが閉鎖されていたり、入口にETCが整備されていない料金所から利用になった場合などは、入口料金所で通行券をとって、出口の料金所でETCカードと通行券を提示し、利用できなかった旨と割引を利用する旨を伝えれば、車載器の有無を確認のうえ条件を満たしていれば割引適用を受けることが可能です。


どれだけ走っても一定料金の割引プランも


さらにNEXCO各社では、「ドラ割」(東日本)、「速旅」(中日本)、「みち旅」(西日本)と名づけられた、指定された観光地のエリア内なら、何回乗り降りしても、どれだけ走っても一定料金で利用できる期間限定での周遊ETC割引プランがあります。なかには発着エリアから周遊エリアまでの1往復と周遊エリア内が乗り放題になったり、観光施設と提携したクーポンや宿泊商品券との組み合わせで、高速料金が50%以上も割引きになる企画商品もあって、うまく利用すれば大変お得になるので、ぜひチェックしてみてください。


これらのプランを利用するにはPCから事前の申し込みが必要となりますが、各プランのエリアや内容に関してはこちらもNEXCO各社それぞれの公式WEBサイト等を参照してください。



ETCを搭載していればこんなに割引が受けられるのですから、これを利用しない手はありません。まだご自分の愛車にETCを搭載されていない方は早速ETCを整備して、ぜひ休日を利用してドライブ旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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