合言葉は
「早期発見」「早期治療」
かつては「不治の病」と恐れられていたがんは、医療技術の発達により、治る確率も高くなっています。
「早期発見」「早期治療」が、がん克服のポイントです。
全国がんセンター協議会
加盟施設における5年相対生存率
右にスクロールして表をご覧ください。
部位 | ステージ I | ステージ Ⅱ | ステージ Ⅲ | ステージ Ⅳ | 全症例 |
---|---|---|---|---|---|
胃 | 97.2% | 62.8% | 49.0% | 7.1% | 74.9% |
大腸 | 98.8% | 90.3% | 83.8% | 23.1% | 76.8% |
肺 | 83.3% | 48.8% | 22.7% | 5.8% | 45.2% |
乳(女) | 100.0% | 96.1% | 80.0% | 40.0% | 93.7% |
子宮頸 | 93.2% | 82.2% | 66.1% | 28.3% | 76.8% |
全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率
(2009-2011年診断症例)
早期発見・早期治療ができれば、
今やがんは治る時代に
職場の定期健診に加えて「がん検診」を受診し、
早期発見につなげましょう。
厚生労働省が勧める
5大がん検診
乳がん検診
マンモグラフィ(乳房X線検査)
<40歳以上│2年に1回>
マンモグラフィは、専用のX線装置で、乳房をはさんで撮影します。触診では見つからないような小さながんを見つけられます。
肺がん検診
胸部X線検査/喀痰細胞診
<40歳以上│年に1回>
胸部X線検査は、肺全体をX線で撮影し、異常を見つける検査です。喀痰細胞診は、たばこを吸う方などリスクの高い場合に、痰の中にがん細胞がいないかを見つける検査です。
胃がん検診
胃部X線検査又は胃内視鏡検査
<50歳以上│2年に1回>
胃部X線検査は、バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲んで胃の形や粘膜の状態をX線で撮影し、異常を見つける検査です。胃内視鏡検査は口や鼻から内視鏡を入れて、胃の中を直接調べる検査です。
大腸がん検診
便潜血検査
<40歳以上│年に1回>
大腸にがんやポリープがあると、そこから出血して便に血液が混じることがあります。便の中の血液を調べ、大腸内の出血の有無を調べます。
子宮頸がん検診
視診+細胞診+内診
<20歳以上│2年に1回>
子宮頸部から採取した細胞を顕微鏡で観察し、異常細胞がないかを調べます。(短時間で終わります。)