
乳房や子宮に、ある日突然、がんが見つかったら…。女性ならではの大事な部位だけに、不安を感じてしまう方は決して少なくないでしょう。しかし乳がんや子宮がんは、その他の部位のがんと比べると生存率がかなり高く、「治しやすい」がんと考えていいようです。
約30年前には、乳がんの罹患者数は胃がんの約半数にすぎなかった。ところがその後増加の一途をたどり、90年代後半には胃がんを逆転。女性が発症するがんの第一位となった。その数は、1975年の1万1123人に対し2000年は3万7389人と約3.4倍まで増加。現在もなお上昇傾向にある。研究者の推計によると、その乳がん患者が、2020年には5万人超に増加するとされている。また同推計では、30年前から減少を続け現在横ばい傾向にある子宮がん罹患率が、今後は増加に転じるというデータも。十数年後には、実に8万2000人もの人が、女性特有の部位のがんに罹患するものと予測されているのだ。
胃がん・肺がん・結腸がんは、男女合わせての罹患者数でトップ3を占めるため、何かと話題にのぼることも多い。しかし、女性のがん患者の4分の1超が乳がん・子宮がん・卵巣がんのいずれかに罹患している現状を踏まえれば、あらゆる女性はまず、「女性特有のがん」に注意すべきと言えるだろう。




